かつて電柱の貼り紙やビラなどで営業を行っていたヤミ金が、SNSの普及に伴い、
ツイッター、ライン等のSNSやインターネット掲示板で営業を行うようになってきました。
近年、「個人間融資」という言葉をよく耳にすると思いますが、
その実態は、これらヤミ金が個人を装って営業しているケースがほとんどです。
また、ヤミ金に限らず、一般の方が小遣い稼ぎを目的として行っている者も増えております。
「個人間」という言葉を使用していても、反復継続して貸付けを行う意思があり、
その遂行が可能であれば、貸金業の登録を受ける必要があります。
つまり、「個人間融資」はインターネットを利用して広く募集をしているる訳ですから、
貸金業に該当し、無登録であれば重い刑事罰の対象になる違法な行為なのです。
個人間だから大丈夫だと思って安易に利用すると、実はヤミ金で法外な利息を取られたり、
以下のような被害にあう方が増えてますので、決して利用しないようご注意下さい。
個人間融資を利用する際、身元を証明するため、写真や運転免許証、給与明細書、勤務先や身内の情報
などを提供したりしますが、これらの情報をヤミ金に売られて詐欺被害にあったり、返済が怠ると、
インターネット掲示板などでさらされる被害が多発しています。
中には裸の写真を掲載されたりする悪質なケースもあり、被害は深刻です。
「ひととき融資」とは、女性との性交渉を条件として高金利でお金を貸すことの隠語です。
裸の写真や動画なども撮影され、返済できない場合はインターネット掲示板などでばら撒くと脅されて、
法外な利息の支払いや肉体関係の継続を迫られる、借り手の弱みに付け込んだ悪質な犯罪です。
このような性犯罪にあうケースもあるため、個人間融資を決して利用してはいけません!